LIM Terraceは「自由設計型スチールハウス(薄板軽量形構造:スチールフレーム枠組壁工法)」による住まいです。
スチールハウスとは、木造2×4工法に用いられる枠材を厚さ1ミリ前後のスチールに置き換え、外回り断熱材を施した住宅です。木造2×4住宅と比較して約1.5倍の強度を持ち、これまでの住宅のあり方を大きく変える可能性があります。日本をはじめ、世界10数カ国で実用化されており、現在、最も注目を集めている工法です。
スチールハウスには、木材に見られる経年劣化(乾燥による収縮、ねじれ、反り、割れ)や、たわみが少なく、何十年たっても新築と変わらない強度を保ちます。また、強さの基準になっている「壁倍率」は木造2×4の4.5に比べ、6.5と高く、3階建てでも壁の厚さを変えることなく、2×4規格の壁パネルで充分対応できます。
スチールハウスはたわみが木造2×4住宅の1/3。また、たわみが発生しにくいので、木造住宅最大の悩みである「クリープ現象※」がありません。
※材部に荷重をかけつづけることにより生じた変形が時間とともに大きくなり、荷重を取り払っても変形が戻らない現象。
子どもがぱたぱた歩く音を階下の住民に気兼ねせずにすむ、一住戸2階建または3階建ての縦構造。上下階に他の住戸がないため、プライバシーも保てます。また隣接する住戸との境は二重壁構造となっており、防音性能を高めています。
高層階に住む子どもは外遊びの時間が短いというデータがあります。地面に接した住戸なら、気軽に出かけられるフットワークの良さを実感できます。庭のある、エレベーターのいらない暮らしを満喫して下さい。
地震に強いと言われる木造2×4住宅の、1.5倍の強度を持つスチールハウスの壁パネルやドリルねじ。これらを使った、高耐震性が自慢です。防錆力の高い鋼板を使った耐久性が安心を支えます。
※画像は実大モデル水平加力試験(旧建設省 建築研究所:鋼材倶楽部が協力)
外壁材には不燃材、その裏面に空気層と断熱材を設ける外張断熱方式を採用。
建物をすっぽり魔法瓶のように断熱パネルで覆うことで、均一な断熱ができ、結露も生じにくく、冷暖房効果も高くなります。
スチールハウスは、木造住宅のように柱や壁が多くないため、間取りの変更にも柔軟に対応できます。また、基礎部分以外が各戸独立構造のため、住む方のタイミングで屋根、外壁などの大規模改修も可能です。つまり、従来のテラスハウスの弱点であった戸別の建替えができないという問題を解決しました。
3m離れた隣家が火事になった場合、出火から30分後には外壁の表面温度は840℃に達するといわれています。スチールハウスの枠材はこのような高温でも燃えにくく、煙も出ません。また、外壁材や軒裏、屋根にも不燃材を用い、高い防火性能を誇ります。
リムテラスシリーズは、施工会社が管理まで行っています。毎月の巡回パトロールや管理のクオリティにはこだわっています。緊急時には管理会社と警備会社で迅速な対応を実施。これまで3,000戸の管理実績を持ち、高い評価をいただいています。