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LIFESTYLE
個性のある暮らし VOL.1


都会に家を持てたからこそ、
極めたい世界がさらに広がった。

夫婦が大切にしているタップダンスに最適の環境

「今、練習から帰ってきたところなんです」というO夫妻の共通の趣味は「タップダンス」。もはや趣味とはいえないくらい熱心に取り組み、二人の生活の大きな部分を占めている。「これが練習着なんで」といういでたちが、ファッション街にいる学生のような雰囲気だが、結婚して4年、お二人とも30代。知り合ったのもタップダンスが縁だ。リムテラス購入の決め手は色々あったが、そのすべてがタップダンスにとってよい環境かどうかに繋がっているという。
つま先とかかとに金具のついた靴で、床を踏み鳴らして踊るタップダンスは、自宅では思うように練習できない。「落合や高田馬場にはフラメンコの練習スタジオがあって、僕たちの練習にもぴったりなんです」。 週の半分はそれらのスタジオや近くの神社、公園などで練習を積んでいる。
二人とも、職場へは自転車で高田馬場まで行き、電車通勤。仕事のある日は時間を確保するのも大変だ。先日は新宿のカフェで自らダンスのライブを企画したが、「近くに住んでいるからこそできたこと」という。
テラスハウスは、隣の家との境が二重壁構造になっていて防音性が高いのが大きな魅力という。「家ではダンス用の音楽をかけますが、周囲の音も自分の家の音も聞こえないから安心。友人たちの家と比べても、それをすごく感じる」と二人は大きくうなずく。

シンプルな造りが自分たちのスタイルにぴったり

以前の住まいもすぐ近くだったという二人は、都心に近いのに少し歩くと緑がある、ダンスの練習もできると、当初からこのエリアが気に入っていたという。
ご主人は長野県出身。「都会にはもちろん憧れがあったし、新宿(区)に住んでいるという喜びと、ここが生活の基盤ならタップダンスを満足に続けていけるという安心感があります」。 奥さまは埼玉県出身。夕方、テラスハウスの前に立つと広がる、高層ビル群と夕日が大のお気に入りという。
もともとは熱心に住まいを探していたわけではなかったが、シンプルな造りに好感を持った。エントランスや共用階段、エレベーターがなく、家のドアまで遠くない。無駄を省いた一軒家感覚の造りが、自分たちのライフスタイルに合っていると思ったそうだ。
そして、新宿という場所の割に、価格が安かったのも決断の理由だったとか。「ブランド志向じゃないから、安いからといって不安はなかった。見学者もいっぱい来てたので、この機会を逃したくないと、思い切って決断しました」。

二人には十分すぎる間取りだから、家族が増えても安心

リビングには座卓が一つ。「床に座る生活が落ち着くんです。友人が大勢来ても困らないし」とご主人。
他に目につくものといえば、扉のついた小ぶりな家具とキーボードのみ。
「二人とも家具一つ買うのにも熟考するタイプ。余計なものや気に入らないものは買いたくないので、結局、買わずじまい。1階の部屋は荷物でいっぱいです」と笑う奥さま。

ひとり暮らしの時代を含め、何カ所か賃貸マンションに住んできたが、どこももっと狭かったので、今の間取りは十分すぎる広さという。とはいえ、将来の住まいの姿は想像している。「いずれは、家族が増えたらいいなと思っています」。
「タップダンスを、趣味を超えてやっていきたい」と話すご主人の横で、「私は子どもができたらダンスはお休みして、しばらくは働きながら家事と育児に専念してもいいかなと思っています」と奥さま。でも「今は料理の担当は彼で、私は片づけ専門なんだけど」と照れ笑い。
子どもにもタップダンスを……?「興味を持ったら教えようかな。家族でできたら楽しいですよね」。