明るい緑に包まれた、
穏やかな時間の流れる街
Living in a Peaceful Time
古代から鎌倉、江戸時代、現在まで続く歴史ある街
北は善福寺川、南は神田川の流れにはさまれて、西永福は昔も今も、住まいを定めるのに恵まれた土地だといえるでしょう。
神田川の南岸には、塚山公園があります。雑木林の丘には池とあずま屋があり、小鳥たちにも居ごごちのよい公園となっています。ここは、下高井戸塚山遺跡を保存した史跡公園。縄文時代の住まいの跡や土器が発掘されており、竪穴住居跡と復元住居があります。さらに古い旧石器時代の石斧なども見つかっています。子どもの遊具や野球場もあり、さまざまな年代の人が訪れていました。
この公園のすぐ横を通っているのが鎌倉街道です。鎌倉・室町時代に栄えた街道で、付近には陣屋櫓が作られていたそうです。
下高井戸八幡神社は、江戸時代に太田道灌が江戸城築城の安全を願って創建したもので、神田川にかかる橋を「鎌倉橋」と命名したのも道灌だといわれています。
鎌倉橋を渡って少し行くと、大きな草地広場やテニスコートのある柏の宮公園。杉並区立公園の中では最大級です。
ここには、造園の名手・小堀遠州の造った茶室があります。もともとは新宿にあり「岸の茶屋」と呼ばれて将軍家光も立ち寄ったそうです。昭和34年(1959)にこの地に移築復元され「林丘亭」と名づけられました。日本庭園の中にあり、予約をすれば利用することができます。
西永福駅から北にあるのが、源頼義創建と伝わる大宮八幡宮。約15,000坪の広い境内には、源義家お手植えの松や、徳川家光の発願で植えられたというツツジなどが、いにしえをしのばせてくれます。一般公開はされていませんが、中世の瓦や秀吉の禁制札、縄文・弥生時代の土器なども保管されています。
大きな公園が日常にある暮らし
西永福駅の北に流れる善福寺川は桜の名所。川沿いの桜並木が満開になると川面に映えて圧巻。杉並百景にも選ばれています。
川の流れに沿って都立和田堀公園が広がります。帯状に善福寺緑地までつづき、全長は約4.2km。武蔵野の面影を残す木立と子ども広場が交互に配され、整備された遊歩道でつながっています。園内にはバーベキュー広場、観察の森、わんぱく広場など、子どもも大人もうれしい設備がたくさん。秋の紅葉や冬のサザンカなど、四季の変化も楽しい公園です。
西永福の南にある下高井戸おおぞら公園は、備蓄倉庫や災害時用かまどベンチなど、防災広場として管理されていて、非常時にも安心です。
ここは東京電力の跡地にできた新しい公園で、大きな芝生広場があります。ボール遊びやかけっこを楽しむ親子、木陰にシートを敷いてランチを楽しむ家族などでにぎわっていました。ネットの遊具もあり、隣接の下高井戸公園とともに小さい子どもたちも楽しく遊べます。
駅前なのに雑踏を感じない街
西永福駅の周りには大きな商業施設やビルはありません。駅近くから低層の住宅街が広がる、落ち着いた環境です。井の頭線独特のゆとりある街路は、時がゆっくり流れているようです。
駅の北側に伸びているのは西永福商店街。大きくはないのですが、行列ができるカレー屋やラーメン店、リーズナブルな八百屋や惣菜店など、楽しい商店街です。井の頭通りに出ると大型スーパーもあるため、日々の買い物には不自由しません。
交通の利便性
落ち着いた環境の良さに加えて、うれしいのが都心への近さ。西永福駅からは通勤時間帯には各停が2、3分おきに発車、渋谷までは19分、急行に乗り換えると14分です。吉祥寺へは12分、新宿へは明大前駅で京王線に乗り換えて20分で行くことができます。
また、井の頭線の混雑率は、通勤時間帯でも他の路線に比べて比較的低いのが特長。昼間の時間帯なら座って渋谷まで行くこともできます。明大前、下北沢など人気の街へもダイレクトにアクセスでき、子どもづれでも気軽に出かけられるので、都心がより近く感じられるでしょう。
穏やかな環境、自然を楽しめる公園の数々、そして駅近のアドバンテージ。
豊かな暮らしがここにあります。